Ceramic moon Plastic stars

大体漫画とかアニメの感想を書いてます。こう、妄想が溢れそうになった時の受け皿としても活用。

美味い、美味くない

上司が行きたい店があるというのでご相伴。

平日の昼食としてはコストオーバー、4桁以上の予算を求められるわけですが…ぶっちゃけ、そこでお金かけなくてどこでかける? っていう考え方もあるわけです。

職場と部屋の往復で日々を消化してると、お金かけるのも難しいので。

 

昨日、超合金魂 ダイゼンガーアウセンザイター、ポチッたけども。

 

閑話休題

で。

ホテルの1階にある和食創作料理の店、暖簾をくぐると実にそれっぽい感じの雰囲気。

広い黒塗りのお盆に品良く盛られた蕎麦、天ぷらを食べてる先客の姿があります。

 

上司さんが言う事には海鮮丼が評判なのだとか。

でもねー、言うてもねー、やっぱり海鮮は鮮度が大事じゃないですか。海は近いとはいえ、それなりに都会なわけですからそこまで美味い海の幸に巡りあえるわけが―

 

「すいません、もう海鮮丼終わってまして」

「え」

「それから、こちらの焼き魚膳、すき焼き饂飩定食も出てしまってまして…」

「えー…じゃあ、何が頼めるの?」

「天ぷら御膳とアナゴ天丼、うな重定食、天そば御膳がお出しできます」

 

改めてメニューを見れば、海鮮丼は12時までに注文すればなんと500円引きというプライスレス。あーなるほど。これは評判にもなる&売り切れもする。

それで、海鮮丼争奪戦に敗れた人たちが魚関係、安い定食を注文するから、出遅れた我々のような者には選択肢がないのねー。

 

すでに腰を下ろしてほうじ茶に口をつけてしまっており、ここで席を蹴る度胸はなく。

とりあえず残り物に福があることを期待し、上司は天ぷら御膳、私はアナゴ天丼を頼むのでした。

 

流石創作和食、ガッツリした量の多い定食は出てこない…!(偏見)

 

実にあっさりとした、でも品数の多い御膳が並びました。

ホントにじわっと味が分かる薄味、彩り豊かで茶色が少ないイメージ…勤務日の昼休みに食べるものじゃない気がするわー(そういう人生を歩んできた人)。

 

「で? どうだった。アナゴ天丼美味かった?」

「そーですねー。美味かったですけど…アナゴ天丼じゃなくても良かったかなって」

「どういうこと?」

「いや、まずご飯が美味かったじゃないですか」

「あぁうん。ご飯美味かったなー」

「で。それにサクッと上がった天ぷらがのり、甘辛醤油タレじゃなくて透明感のあるあんがトロッとかかってて美味い。

特にミョウガの天ぷらとあんの組み合わせが良かったっすねぇ」

「それで? もう一回食べにくるレベル?」

「あー…食べには来るけど、アナゴじゃなくていいっていう。

 天ぷらもご飯も美味いんだけど、アナゴ自体はそこまで…って感じなんですよねー」

「野菜天だけでいいって?」

「…創作和食ってなんなんでしょうねぇ…」

 

安いとか、普通のものでも普通に美味いって思えちゃう人間なものでー。