Ceramic moon Plastic stars

大体漫画とかアニメの感想を書いてます。こう、妄想が溢れそうになった時の受け皿としても活用。

劇場版シティハンターの凄いとこと難しいところ(ネタバレあり感想)

「劇場版シティハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」についてネタバレありで語ります。
ネタバレされたくない方は即お戻り下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思うに、劇場版シティハンターの凄いとこと難しいところって、「新宿プライベートアイズを成功させてしまった」ってとこにあるんじゃないかと。

 

過去作のリバイバルでありながら、見事にオリジナルを現代に蘇らせ、かつ高評価を得る事ができた。そして、新作の政策が決定。つまり、ファンが制作サイドを動かした、ある意味幸せな作品と言えるわけです。
…が、それは同時に、「天使の涙」にも同じハードルを背負わせてしまっている。つまり、「売れなければ次はない」という綱渡り、制作と評価の自転車操業
ある意味それは正しい経営判断であり、制作スタイルだと思いますが、結果として「劇場版シティハンター 最終章 #1」と謳えなくなってしまった。2部作、または3部作ですよ、と事前に周知できないがために、視聴者の求めているものとのギャップを生じてしまいました。

 

ぶっちゃけた話、「『Get Wild』が流れた瞬間、事件が決着していない」って状況は違和感ありまくりなわけですよ(舞台挨拶で伊倉さん自ら仰ってましたけれども)。
私はこの話で海原と決着がつくんだとばかり思ってましたから。過去の因縁との話がついに…って心づもりで観てたのに、「final chapter begins.」だもの! 続くんかい!!って心境だよ!!
正直、「リョウ、何故撃たない!!」って気分だったよ!!!

…いや、そりゃ分かってますよ。あそこで撃ったら因縁も何もあったもんじゃないっていうのは。監督が仰る「海原との話は劇場版1本だけで終わるものじゃない」というのも凄く分かる。
ただ、なんかこうこの「未消化感」がどうしても「Get Wild」との食い合わせ悪くて…うん。
この辺、先の感想で書いてますが、「プライベートアイズ」までのテンプレを期待してた、縛られていたが故の印象だとは思うのですが。

だからこそ、「最終章 #1」って言っておいてくれれば、2部作、3部作なんだよ、って教えてくれていれば、「あぁ、面白かった…次回の海原の活躍が楽しみ過ぎる…!!」ってテンション上げられたのに、って思わずにいられないわけです。


というわけで、皆「劇場版シティハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」観に行こう…!!(切実)

 

あと細々した感想です。

 

そう(↑)は言いましたけれども。

 

OPでココロ鷲摑みされまくったんですよ。
「Whatever Comes」のイントロが完璧過ぎて。

私、TM NETWORKが好きでして。どのくらい好きかというと、TMNよりTM NETWORKが好きで(比較したら、の話ですけど)、TK後のTKナイズされたTMはちょっと合わない…っていうめんどくさい感じ、くらい(あくまでも個人の好みの問題です。ご了承ください)。拗らせている事は十分自覚していますが、だからこそ過剰な期待はしないのです。
そんな私が「コレだ! コレだよコレ!!」って鳥肌がぞわっと。「シティハンターのOPとしてのTM」はまさにコレだ! って感じたのでした。なんか疾走感とか沸き立ってくるテンションとかが解釈一致というか。
いや、正直音楽理論も理屈も分からないんですけど、魂がそう感じちゃったんだからしょうがない。観終わった後、即物販でCD買っちゃったよね…。
いや、ホント、本筋とは関係なくて申し訳ないんだけど、TMにこの曲作らせたってだけでもう…この映画に感謝せざるを得ないんです…(めんどくせぇ…)。

 

さらにTM絡みですが、作中曲が全てTMというのも…個人的にはすっごい嬉しいんだけど、TMに興味ないファンからするとどうなのかな、って不安になったり。
特に前作がオリジナル音源のオールキャスト仕様という往年のファンに刺さりまくりの構成でしたから、それと比較すると「他のアーティストの曲も!!」って思われてる人多かったんじゃないかなぁ…。
…皆気に入ってくれてるといいんですけど。


好きなシーンですが、まずはリョウがボッコボコにされるとこでしょうか。
基本的にリョウは無敵のスイーパーです。中盤、アンジーが押され気味だったバラクーダ(エンジェルダスト入り)を余裕で圧倒する無双っぷりを演出します(カッコいい)。
そんな彼が優位を取られ負傷し、血を流し、追いつめられる。もちろん、ADMを得て人間を超えてしまったアンジーの戦闘能力の高さに苦戦している事もあるのですが、更には「アンジーを殺したくない」という逡巡により自らが勝つための選択をとれないというのも非常にポイントが高い。単に技術・身体能力の差異だけで不利を演出するのではない、美しい追い詰め方だと言えます。

 

ぶっちゃけ、額を血に染めながら決意を決め、垂直落下するシーン、マジでカッコいいですよね…。
爪先で「タンッ」って地を叩くモーションがまた最小の動きで、かつ決定的なリョウの強さを感じさせる気がします。

 

あと、基本的にパイソンを片手で撃つの、すっごい絵になる…。これこそ冴羽リョウって感じですわぁ。
アンジーがほぼ同じスタイルで戦っているからこそリョウがその上をいっているのがわかるのは、皮肉だけど分かりやすくて良かったなぁ、と。

 

それからアクション関係で良かったのは、香のトラップ。
明らかに殺意高過ぎなんだけど、その容赦のなさと凌いでいくリョウの動きが凄く楽しい。

 

香と言えば、今回はちゃんと「ぶっぱなし⇒誤射⇒被害拡大⇒でも結果的に制圧」シーンがあって満足(前回なかったので)。
「戦闘時には何もできない」と伊倉さんが仰ってましたが、そう見えてしっかりと活躍させ、個性も発揮できるのがいいんですよね。そして何より、香にはリョウの背中を押すという仕事があるのですから。

 

逆に海坊主はもうちょい活躍してもよかったかなぁ。ほとんど解説役だったような。リョウ達の理解者という立場はもちろん大切なんだけど、シティハンターと並び立つファルコンというスイーパーの活躍が見たかったです。
港でバズーカ乱射したり、トラップ仕掛けまくったりできたと思うんだけどなぁ。
あと、ピラルクーを逃がしてるのはなんでやねん?

 

アンジーについては、実に安定しないというか。
明らかに訳ありなのは分かってるんだけど、その隠ぺいが甘いし、行動も行き当たりばったり感が強い。これでリョウを倒すつもりだったのか…と思ってしまいます。
メンタリティが子供なのだ、と言われれば何となく腑に落ちはするのですが、ウェットワークスとしては行動に説得力がないなぁ、と。

その分、リョウ…というか、香に絆されていく感じは良く描けていたと思います。
香の善意に触れるたび、自分の望みとの板挟みがあったのでしょう。…ただ、彼女は本当に裏社会の人間であり、それまでの業もあって完全に許されることはなかったんだなぁ、と。…脚本的に彼女に救いを用意できなかったと見る事もできますが。
あと、ADM投与後のシーンがちょっと長かったというのが本音。
リョウのピンチを演出しなければならないのは分かるのですが、それにしても銃を使わずに体術で圧倒するシーンばかりなのはいかがなものかと。殺意とやってる事のバランスが取れない。
あと単純にアンジーの覚醒⇒忘我を繰り返されるのが辛かった…(そこが肝ではあろうけれども)。

 

いずれにしても沢城さんの演技は流石と言わざるを得ません。バラクーダに対して戦意を告げる時の歴戦の女戦士感が最高にカッコよかった。

 

あと、彼女のスマッシュヒットは「何故香さんにもっこりしないのですか?」だと思う(笑)

 

ピラルクーとバラクーダは、ぶっちゃけ仲良過ぎる。薄い本要員感が…もう。
頼れる兄貴とやんちゃな弟ムーブが凄過ぎるのよ…。
特にバラクーダのヒャッハーな容姿に反して憎めない悪ガキ具合が絶妙です。
感情的に振る舞いながら、ピラルクーには絶大な信頼を置いているし、アンジーに対しても嫉妬を抱きながらどこか心配もしている。
そんな二人に挟まれてピラルクーも胃が痛かっただろうなぁ…。

 

3人にはどんな形ででもいいから生き残ってほしかったです。
ただ、今回のテーマ的にラスボスが控えていましたし、更にエンジェルダスト・ADMの非人道性を描かないわけにもいかなかったので、この結末は避けえなかったのかもしれませんが…。

 

でも、戦闘ヘリ、パイソンで一撃で墜とせたんなら…って思わずにはいられない。

 

若干ピラルクーは貧乏くじ引いてる印象ですが、バラクーダは戦闘シーンも多く、また、バイクアクションもこなしてて活躍してたイメージありますね。個人的には橋梁を翔け登っていくシーンが結構好き。

 

で。海原。
…ホントなぁ…現状、マジ外道って感じにしかならないので、続編必須なんですよね。
リョウに対する執着は分からんではないのだけど、もうちょいアンジーにさぁ…。全ては戦争の歪みが悪いのだ、という事かもしれんけれども。
墓のシーンはカッコいいけど、流石に狂気だわぁ。

 

あと単純にあのダンディさはカッコいい。良い老け方してんだよなぁ…。

 


あと、お台場の「アンタだけは…落とす!!」はアリだと思います。よくあの展開思いついたな、って(笑)

 

そんなこんなで殴り書き感あふれる感想ですが、ひとまずこんなものかなと。
兎に角次回作期待、期待するしかないんだよぅ…。

言いたいことは

皆、「劇場版シティハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」を観に行ってもらいたい…!!

 

一応、「劇場版シティハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」を観た感想を書くつもりなのですが。
まず最初に出てくるのがこれ(↑)なんですよ。

 

いや、そう思うのならば、たくさんの人が観たくなるようなレビューを書けばいいのですが。書けばいいのですがー…。

 

残念ながら手放しで「絶対後悔しないから観るべきだ」とは言えないのです。
なんせ、今私自身が「…………」って心境にあるから。

 

誤解のないように言いますが、面白いです(全く問題がないとは言いませんが)。幾つものシーン、セリフ、アクションがツボにハマりました。「コレだよ、コレコレ」と思ったのは嘘じゃない。
でも。ただ兎に角、観終わった時に「…………」って感じになっちゃう。どうしても。

 

そう思う理由は、「今作がテレビ版や前作(新宿プライベートアイズ)とは違うから」。これに尽きます。

 

(事前情報を全く仕入れず劇場に来てしまった私が悪いのかもしれませんが)
あくまで持論ですけども、私を含めたファンが期待するのは「あの」シティハンターです。しかも、前作では見事にファンの期待に応えてみせたのですから、今回もそれを期待しちゃう。テンプレ、揺るがないお約束を楽しむためにシティハンターを観るといっても過言ではない(…言い過ぎたかも)。

良くも悪くも前作は「シティハンター復活!」という作品であり、ある意味ボーナストラック的な存在でした。
テレビ版の尺を伸ばし、劇場版規模の事件を盛り込み、Get Wildで引き…という、「あの頃観てたシティハンターをもう一度(より豪華に)!」コンセプトで作られ、そしてその通りの出来に仕上がったわけです。
そしてそれは当時のファンが正しく待ち望んだものであり、期待に応えきったと言えるでしょう。

 

で。本作ですが。

 

「そうではない」んですよね。結論としては。

 

テレビ版をもう一度描き直しているわけではないのです。シティハンターという物語を先に進め、そして終わらせるための作品。
「それに何か問題が?」と思われるかもしれませんが、これは大きな事です。
少なくともテレビ版や前作のような作品を期待して観るとかなりのギャップを感じます。実際に感じました。
あえて言うならば、期待を裏切られるのです。…決して悪い事とは言えないのですけれど。

でも、決して出来が悪いわけじゃない。キャラの解釈が間違ってるわけでもない。多少のツッコミどころはあっても「あぁ良かったなぁ」って総じて思っているから…最後に残る気持ちが「…………」ってモニョモニョしたものになってしまうのです。

それを払拭するために。これを昇華するための手段、手掛かりとして。私の感想は冒頭の「願い」になってしまうのでした。

 

…さて。
気を取り直して、ネタバレなしの範囲での感想など。

 

とりあえず初っ端で爆笑します(笑)
色々やり過ぎなんよ…(苦笑)

 

レギュラーのキャラクターは抜群の安定感。いつも通りの変わらない姿を見せてくれます。…いつも通り過ぎて、作中の美紀のとあるセリフが刺さりまくるわけですけれども(笑)
声優陣もまだ頑張っていただけています。

 

槇村兄、やっぱいいなぁ。凡庸に見えて有能、信頼のおける相棒感が刺さる刺さる。
…どっかの絵師さん、ヨレヨレモードじゃなくて、三つ揃え着せたリョウと槇村の絵とか描かれたりしません?

 

そしてゲストキャラ。
メインヒロインのアンジーは…ちょっと凄いですね。例によって秘密を抱えているわけですけれども、この秘密自体は割とよく見かける設定のように感じます。…が、意外とシティハンターでは斬新。しかも何気に凄いと思ったのは「ちゃんとそういう風にルックスを描いている」という点。実写映画ならともかく多くのアニメだとこの辺は濁しているというか、「そんな風に見えない」ギャップとして描かれているように思うので驚きました。…そこを呑み込んでもっこりしているリョウってホントブレないっていうか…(笑)

 

敵側キャラの二人、ピラルクーとバラクーダは…キャラが立ち過ぎてて困ります(苦笑)
単なる職業軍人でもなく、ヒャッハーでもない。それぞれに思いがあって、それぞれを思っている事がしっかりと描かれていて…切なかった。
単なる心情表現、セリフだけで表現するのではなく、それぞれの拘りや生活を感じさせる描写で思い入れを作ってるのがホント上手い。
…ちょっと仲良過ぎるとも思ったけれど(笑)

あと、露骨ではあるけど、ラーメン食べたくなります(笑)

 

絵関係はおおむね及第点。
アクションは目まぐるしく動きつつ、かつ動きを見失わないメリハリあり。
特に足が長くスタイリッシュなキャラが繰り出す蹴りは惚れ惚れします。…バラクーダはそれを振り切って異形化してたりはするけれども(笑)
正直、キャラの等身が高めなのは(他アニメと比較して)一瞬違和感を覚えなくもないのですが。段々慣れてくるし、やはりこのスタイルじゃないとシティハンターではないです。カッコいいんだよなぁ…。このスタイルの良さがギャグパート、というよりリョウのスケベモーションとのギャップを生んでて、そこもポイント高い。

 

ただ、流石にセクハラモーションが多い分、リョウのフリ⇒香のツッコミまでのタメが長いのは気になってきます。
実際にセクハラすると色々マズイのは分かっているので、結局寸止めになるのであればテンポよくサクッとハンマー落として欲しいなぁと。
だんだんリョウが香のツッコミ待ちしてるように見えてくるんですよねぇ(実際そうなんじゃないかなぁとも思うんですが)。

 

閑話休題
人物のアクションだけでなくカーチェイスもいい。CGについての好みは分かれるかと思いますが、スピード感、クラッシュする感じは非常に良かったです。
OPでも思いましたが、やっぱりリョウたちのミニが市街を駆け抜けていくイメージ、カッコいいというよりもはや「良い」んですよね。街の雰囲気と軽快さを演出しているというか。

 

あとエフェクト。
爆発、粉砕、破裂…これでもかってレベルで派手。まさに劇場版です。…つくづく、この後警視庁はどう処理してんだろうなぁ…と思うと下山田氏の苦労にもニッコリです(ニッコリなのか)。
特に今回、香が絡んでるから…(この辺分かる人には分かるかと(笑))。

 

そうそう、香のアレコレや海坊主のアレコレ、小ネタが散りばめられ回収されてるの、ホントにいいですね。原作愛に溢れているというか。
前作では触れられてなかった辺りが補完されてて満足満足。


ただ、脚本については正直なところ微妙。
本線、メインテーマについてはブレていません。シーンごと、キャラごとの描写もしっかりと描かれています。
しかし、それぞれの繋ぎ方に疑問を感じる点があったり、行動に説得力がない事があると感じました。
そうしないと話が進まないというのはあるかもしれませんが、そこんとも上手くやってほしかったなぁ…。


音楽も非常に良かったです(あえてシンプルな感想)。


そんなわけで、シティハンター好きな人は是非観よう!
冒頭に述べた色々があって、絶対損はしない、とは言えないんですが、少なくとも私は観て良かったと思ったので!!

冒険は面白い!

ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」を観てきました。

 

この映画の悪いところ。

 

公式グッズはおろか、パンフレットすらない!! 売り切れじゃなくてそもそも作ってない!!!
いやホント興業元は何考えてんだ(何も考えてないのか?)。こんなに面白い、しかも設定が気になる映画のパンフや資料を売らないとかあり得ない。
今からでも遅くないから作って販売してよー。どうせもう一回吹き替え版観に行くからさぁー。


というわけで。


めちゃくちゃ面白かったです。


私は原作(ダンジョンズ&ドラゴンズ)については、TRPG(ひいてはRPG)の元祖とか10フィート棒とかエルフがミニスカでスライディングとか、その程度の知識しか持ち合わせておらず、実際にプレイしたこともありません。


でも、全く問題なく楽しめたわけです。そのくらいエンタメとしての完成度が凄い。
もちろん、理解できない設定や単語がありましたので、原作を知っている人は更に楽しめるのだと思いますが、裏を返せば何も知らない人間がこれほど楽しめるわけですから、原作ゲームへの導線を引く意味ではこれ以上ないPR映画だとも言えます。

 

ですがこの映画が凄いのは、原作を知らなくても面白い=原作要素以外で面白さを作り出している、ではなく、原作を踏襲して原作の雰囲気を最大限表現して面白くしている、というところです。
いわゆる、原作もの作品によくある原作無視の脚本、世界観、展開はない、という事。

 

…原作を知らないはずの私が何故そう言えるか?

 

それは、この映画がRPGとしての面白さ、楽しさをこれでもかと感じさせるから。
ファンタジー映画やアクション映画ではない、「ゲームの映画化としての面白さ」があるのです。

 

具体的には。
最終的な目的を達成するために色んな策を考え、策を実行するために仲間を集め、冒険をし、少しずつクエストを達成しながら目的に近づいていく感じ。
知っている場所から知らない場所へ旅をし、一風変わった景色に驚く。
戦闘中は武器を振りながら、間合いを取り、詰める。魔法は手を突き出して使うのか。それとも振り上げるのか。支援するならどんな事をするのか。
それぞれのキャラクターには信念や好悪があって、それに基づいて動き、協力し、時には諍いを起こす。嫌味も言うし、冗談も言う。

 

そんなTRPGだったりコンピューターRPGだったりをプレイしながら脳内で描いていた、「あー、そうそう、こんな感じ。こんな風に活躍してるんだよねぇ」という光景を下手な足し算も、過剰な引き算もせず、的確に描写されているので没入感が凄い事になるのです。
原作ゲームをやったことがなくても、RPGを楽しんだ人にはツボに嵌る感覚だと思います。


と。ここまではRPG好きな人間のツボですが、ゲームに興味がない人でも十分に楽しめる、映画としての面白さにもあふれています。

 

いわゆるファンタジーの世界ではありますが、あまり薄暗さはなく、中世の石造りの街並みや自然の美しさ、闇の深さが自然に感じられる画面の作り。
主に魔法の効果として使われているCGエフェクトが決して派手ではなく、どこか説得力をもって画面から迫ってきます。


アクションもテンポよくスピーディ。戦闘シーンの殺陣も良いですが、走る、跳ぶ、落ちる、といった冒険アクションもスリリングでカッコいい。
普通に殺陣としてカッコいいのは聖騎士・ゼンクなんですが(ホントに強い)、女戦士・ホルガの殺陣は単純に強いっていうだけじゃなくて、色んなアイテムや武器を使いこなして敵を倒していく、捌くっていうのが面白いです。蛮族感も強い(笑)
あとドルイド・ドリックは変身能力を生かしたアクロバティックな動きが凄くいい。敵に追われながらギリギリのところを避けて逃げるところはホント冷や冷やしつつ見てました。外見含めて最推し。
ソーサラー・サイモンの魔法を使うモーションもかっこよかったなぁ。つい真似したくなる感じ(中二病

 

そう、どのキャラも個性に溢れていてやり取りが面白いんです。
それぞれどこか劣等感を抱えていて、それをどうにかしたいと思っている。それらの葛藤や解決のため、凸凹パーティは力を合わせ、仲間になっていく…これがまさに冒険の醍醐味。
あと、ちょくちょく挟まれるコメディ要素に吹き出してしまう。
良い感じに噛み合わない、失敗する。皆一生懸命まじめにやってるからこそ、そういうちょっとしたことが笑いに繋がる、っていうのはまさに良質なコメディだといえるのではないでしょうか。

 

そんなわけで映画としても面白い。ゲームファンならもっと面白い。原作ゲームやったことあるならもっともっと面白い…素晴らしい映画でした。絶対観て損しない名作だと思います。

…これであとはパンフレットがあればなぁ…。

窓の外を横に吹き飛んでいく雪

最強寒波の到来に、「ひゃーーすごーー」とか言っちゃうわけですよ。緯度が低い地域の人間は。

そこで東北経験者はすかさずマウント取ってくる。

「山形の雪の音を聞いたら、こんなのほんとどうってことない。何を騒いでるんだか」

 

はー?

そりゃあ普段からそれに慣れてりゃそういう感覚にもなろうけれどもさ。

逆に夏の炎天下に立ったらそれこそ大騒ぎしちゃうんじゃないのぉ?

 

もちろん私もするけどさ。

ガチャの引きは良いし、推しのステージは最高だし。

今日は何やら妙に充実してる日だったなぁ…というわけで、ライブレポ(?)を走り書き。

 

Planet Station STAGE.6(Marprilステージ)

※他アーティストの皆様も素晴らしかったです。あえてMarprilだけで書くことをご了承ください。

 

いやほんと、ビジフレのステージは贅沢だなぁ…。
かっこいいダンスも元気な歌も、脱力しつつ笑っちゃうMCも。
更にビジュアルも良い…のだけど、何より凄く自然なのが素晴らしいと思うんですよね。
本気でステージを楽しんでるし、無理してないように感じられるのが胸にスポッと入ってくる。ライブを楽しむため余計な事を考えなくていい。…何気にこれって稀有な個性じゃないかと思うんですけど、どうですかね?(誰に対する問い)
もちろん、私には分からない葛藤とか大変さがあるとは思うんですが。それを感じさせないっていうのは、まさに一流のエンターテイナーと呼ぶにふさわしいんじゃないかなあ、と。

 

と、全体印象はそんなんですが、相変わらず素敵なステージを見せてくれてありがとうございました。いや、相変わらずじゃなくて、更に良くなった、かっこよくなったなって思えて、凄く幸せ。

 

特に2曲目「Faker」は前回よりもボーカルに感情がのっててかっこよく、それでいてウェットな響きを感じられました。
振り付けともより強くリンクしてるような。とにかく、見どころばっかりでしたね。
あと、カメラワークもポイント押さえてて見たいところを見せてくれてたの、助かりました。

 

順番が逆になりましたが、1曲目の「クラウドブレイク」、初っ端に「これがビジフレのステージ!」って印象付けるにはピッタリですよね。
アップテンポでかっこよく、盛り上がるしかない。見てる者・聴いてる者に「さぁついておいで!!」って声高らかに叩きつけてくるナンバー。こっちとしては「おぅ、今回も全力だなぁ!!」って思えて嬉しいし、楽しいな、って思うわけですよ。
(や、もちろんMarprilはダンスナンバーばっかりじゃないですけども)

 

しかし、相変わらず二人はライブパフォーマンスが上手い。
ただ歌うだけじゃなく、「今の感情」をのせて歌うから生で聴いてるこっちも「うっわ、楽しい、楽しい」って思っちゃう。…だからライブおっかけるの辞められないんだよなぁ…。

 

3曲目、ライブ初お披露目「Colorize Floor」。
これはもう楽しい、可愛い、ノリノリ…またキラーナンバーが出来たんだなぁって感じです。
曲はもちろんいい、そして二人のダンス・振り付けのこう…交錯するところがね! ホントにイイネって感じでね!!
CDで聴くのとライブで観るのではなかなかに違う印象になるなぁって思いました。
ぜひまたライブで観たいー(そんな曲ばっかりだけども)。

 

しっかし……合間合間のMCが悉く…ホントに緩い(笑) この子ら緊張っていうものを知らんの? 本人達はいっつも緊張してるって言ってるけど、信じがたい緩さですよねぇ。
ステージセットに予約とか言ってる人、初めてみたわ(笑)

 

この空気感、Marprilを知らない人にぜひ知ってほしいですねぇ。プラステ観た皆さん、これがMarprilですよー。面白いカワイイよー。

 

あとエンドロールのカット、何してんスか、立花さん(笑)


で。
一つ残念なとこを言うなら……やっぱり3曲は少ない…。
皆で歌う場所に参加してる、っていうのは素晴らしい事だけども「次が最後の曲です」って言われると、「もう終わっちゃう」って思っちゃうのが偽らざる本音の気持ちですね。
…うん。焦っちゃいないけど、ビジフレの単独ライブが開催されるのを待ってます。

さー、アーカイブの配信、まーだかなー?

より良い年末年始のために

今頑張るのだ。

 

年末年始に休みを取るため、結構きっつきつのスケジュールで仕事している昨今。

無理すれば遅寝早起きで時間確保&時間外労働できそうなもんですがー。

 

いかんせん、寒くて体が動かない。起きる気になれない。

 

目覚まし代わりにZIPを予約してるけど、ふつーに天気予報や話題のグルメを睡眠導入音として活用しちゃってるもんなぁ…。

 

朝6時くらいにアニメやってたりしないですかね? 爆音系のやつ(自分でどうにかする気は毛頭ない)

過去がチェイシング

今更1年前のミスを掘り返されてもさぁ…。

思い返すのすら難しいし、例え原因に思い当っても対応できるかどうか怪しいじゃん。

なんで1年前に言わないかなぁ(棚上げ)

 

いや、一応対応はしますよ。できる限りは。

自分がやらかしたことですしね。

 

…あー、明日うちのサーバークラッシュしてたりしないかなー(自分も阿鼻叫喚)。

 

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帰りのファミマでゲット!

 

…………なんこの……誰てめぇ感…?

 

とりあえず、エアリアルはすっごい嵌まってるので美味しくいただきたい所存!!