ちょっといい話
いつもの模型店に行って、原作未履修のトウカイテイオーのキットを買ってしまうなどしたわけなのですが(完全に処理能力を超えている…そして積)。
最近ようやくガンプラ系も在庫が揃うようになり、棚を埋め尽くす新旧キットをホクホクしながら眺めておりました。
うぅん、ガブスレイ、いいなぁ…ジェスタキャノンも興味深い。えー、ユニコーンってそんな前のキットだった…?(HGUC 100)
と、悩んでおりましたところ、ご家族連れがご来店。小さな男の子2人がSDガンダムのコーナーでワイワイと品定め(?)を始めました。
微笑ましく見ておりましたが、そのうち男の子達は床に座り込んで、箱を床に置きながら眺めるようになりまして。これはどーかなー、と思っていたらお母さんが、「床に座ったらダメ。他のお客さんの邪魔になるでしょ」と窘められました。
うんうん、そうですよね。楽しい時間は楽しい時間として、注意すべきことはちゃんと注意する。いいお母さんだ。
で。当然、子供たちはこれが良い、アレが欲しい、とお父さんに言うわけですが、本人たちもキットの対象年齢を気にして、「これ買ってもいいのかな」「作れるのかな」と相談(?)してたりもする。なるほどなー、子供ってそういうの気になるのか。
「欲しいなら買っていいよ。難しいかもしれんけど、ホントに作りたいなら一緒に(作ってあげる)」
「うーん……こっちにする! 6歳の誕生日にガンダムね!!」
そして男の子達はポケモンのプラモデルをレジに持っていくのでした。
おぉ……。なんか理想的な模型家族(?)を見た気がする。
ご両親は子供を尊重し、子供たちは自分達の出来る範囲で模型を楽しもうとしている。
彼らが大きくなって、プラモを作らなくなったとしても、その気持ちで他の趣味、楽しい事に取り組んでいけるだろうな、と希望が持てたりしました。
レジの途中で、30MSの水着オプションを目にして、
「おかーさん、これってプラモデル?」
「………お人形さんなのかしらねー?」
……これも教育の一面…なのかなー…?