ポンポさんをまった観ったぞー!
以下ネタバレするので観てない方はお戻り下さい。
やはり漫画版と映画版では全く別物なのだなぁと再確認。
そしてそれは決して悪い事ではなく…本当に何というか…うーん。
どちらが好きという事でもなく、どっちも好き。でもホントに気になって仕方がない違いなのです。
漫画版のジーンの狂気は誰かのためなどと言う「他」を意識したものはありません。ひたすらに自分の好きを追及するが故の「己」のためだけの狂気です。
しかし、映画の彼は「誰かのために」作品を作れてしまった。それが目的になってしまった。…もはや別人です。
その結果、映画のジーンには良い映画を作る事以外を切り捨てる事に苦しみが生まれ、苦しみながらも切り捨て、前に進む…そんな求道者のような、ある種ヒロイックすら感じてしまいました。
音楽に殉じた(死んでないけど)ダルベールと重ねる事で更にそれを強調し、ジーンがそんな高みに昇り詰めていく過程を描いていたように思います。
多分、きっと。
映画のジーンについて引っかかってしまうのは、「かっこいい」からなんじゃないかな、と。
「かっこいい」と理解できてしまうから、「狂気」ではないと思ってしまうような気がします。
実際かっこいいんですよねぇ、覚醒して闇のオーラをまといながらバッサバッサとシーンを切っていくジーン。挿入歌の効果もあってテンション上がりまくりです。
我が身を切るような痛みを堪え、それでも立ち止まる事なく前へ前へと突き進む…熱過ぎて涙が。
…あまり良い表現ではありませんが、正直、「ガンダムUC」を観てた時の感覚を思い出してました。
そんなわけで、ホントに好きなんです。映画版「ポンポさん」。
だけど、だけど…なんか、ナタリーが目立たなくなっちゃってるのが惜しくて…!(あれ?
正直、ナタリーのウスイホンが欲しい…(年齢制限はこだわらないので(笑