諦めきれないものがあるのなら
岩本町芸能社のVRアイドル・えのぐと芸に…バーチャル・デュオ・アーティスト・Marprilのツーマンライブ、「ゼログラビティユニオン」を観た感想など。
良かった。ホントに良かった。
もうひたすら浸って観てられた。
ニコニコ動画のタイムシフトで視聴したわけですが、リアルタイムライブではありませんから極論、流しっぱなしでながら見もできる媒体です。しかしできなかった。ずっと視線を奪われてました。
色んな意味でライブ感満点で目が離せない、演者一人一人の動きも違うし、見どころばかり。何より、歌う事、踊る事、そしてこの場にいる皆でライブをする事が楽しくて仕方ないという雰囲気。観てて素直に「あぁ、楽しいなぁ」って思えるのが心地よかった。
細かく言うと、ライブならではのフォーメーションやダンスのキレ、声の出し方なども見どころだったのですが、何よりツーマンライブとしての魅力にあふれてました。
オープニングからえのぐとMarprilを対比する曲順で温度差(これ、正しい用法じゃないと思うけどw)を感じさせ、それぞれの個性を際立たせておいて…すいません、以下ネタバレです。
(すでにタイムシフトは終了していますが、一応念のために)
それぞれの曲をシャッフル・カバーして歌う事で、違う魅力を引き出してるのが素晴らしいんですよ。
えのぐにこんなかっこよさ、ダンサブルな面があったのか、と。
Marprilがこんなに可愛いなんて、と。
特にラストのメドレー。
怒涛のようにお互いの曲をシャッフルして叩きつけられると、もう何が何やら。
アイドルのライブを観てるのか、ダンスアーティストのパフォーマンスを観てるのかわけが分からなくなります。でもその混乱具合が楽しくって仕方ない。
環のシンフォニア、ホンットかっこよかったですねぇ。歌声もそうですが、手の振りが凄くクール。
谷田・立花、もれなく可愛かった……んですが、谷田ぁ!w>常夏
そしてメンバー全員曲、「ゼログラビティユニオン」。
ライブの表題曲を持ってくるという仕込みで驚きを与えつつ、背景演出が尊過ぎて、何も言えない。更に曲そのものがスピード感、歌詞、全てにおいて素晴らし過ぎて、もう。
ライブはその時だけの「生もの」だとずっと思っていました。今も思っています。だから何度も繰り返してみるものではない、と。
でも、このライブは何度だって観たい。実際、最終日だけでも4周してましたし。そのくらい見どころばかりで…。
ライブを収めた円盤、ホントに欲しいです。言い値で買おう、ってコメントありましたが、同意同意。
せめて今回の楽曲を収めた音源を、どうか。
そんな感じでホントに楽しくて、前向きになれるライブでした。
ただ一つ残念なのは、完全に楽しむにはどうしても「事前にえのぐとMarprilを知っている」必要があるなぁ、という点で。新規さんにオススメした場合、エモさ、尊さの全てを分かってはもらえないかも…。
頑張って推していきたいと思います。
そして是非2021年は、皆で、大きな箱で、リアルライブを!