楽しけりゃいいのさ
実は工学系出身の義実たかです、こんばんわ。
先の記事について、残響さんとシグシグさんに色んなご意見をいただきました。鳩尾の辺りがザワザワする感じ、本当にありがとうございます。
レスをするに当たり、本来ならばツイートで返すのがライブ感あって良いのですけど、明らかに140文字×数ツイートでコメントできる内容でもないので、あえてブログでの記事でレス(のようなもの)をする事にしました。どうぞご了承ください。
さて、それでは本題に。
>みんなお利口さんになっちゃった気がします。 https://twitter.com/sigu49/status/470897469019017216
シグシグさんはあえてマイルドな表現を使われているような気がw
私の言い方だと「小賢しくなった」って言っちゃいますねぇ、つい(^_^;
損をしない、苦労しない事を選びたがる、そういう知識・スキルばかりが持て囃されてるように見えますね。私を含め(^_^;
>クリエイトする力は日本人には少ないと思います。 https://twitter.com/sigu49/status/470899044932280320
国民性、というほど日本を知らないのですけど、確かに日本人は「最初の一人」「はじめの一歩」になりうる人・ものが比較的少ないようには感じます。逆に、すでにあるものをより良くする、という方向には秀でている、というのはよく言われる話。
それはそれで良い事だし、大事な事なのですが、それだけに甘んじていてはダメだろうと。改良・改善だけでは新しい何かはできないと思うのです。
>「私たちの技術力で、御社の製品に似たものを安く出来るようになった」 https://twitter.com/sigu49/status/470900542273622017
それ営業力とか交渉力とか言わないかな? とか思いますが、それは横においておくとして。
コストダウンが技術力だ、と言われると、これはちょっと首を傾げたくなります。
いや、確かにコストダウンは大事な事なんですが。ものづくりが常に経済活動と共にある以上、利潤を生むための工夫と努力は必要です。
しかし、コストダウンはあくまでも「改良・改善」です。今すでにあるものから無駄を削ぎ落とし、シェイプアップするものです。脂肪は減らせても筋肉は増やせません。
+αを生み出せない開発陣はいずれ行き詰る、という例は結構見てきましたねぇ…。
とりあえず、「御社の製品に似たものを」なんて台詞をドヤ顔で言われたりしたら、思わず笑っちゃうかもしれませんわぁw
「似たもの」とか言ってる時点で自社主体じゃありませんよね?
>「つくる」 https://twitter.com/sigu49/status/470902239792336896
先に指摘されましたように、私はクリエイターを高い位置においています。それは現実に即していないのかもしれませんが、それでも私が求める・憧れる「クリエイター」とはそういうモノなんですね。
その上で「つくる」ということ。
最も求めているのは「創る」事です。確かに。今までにない新しい価値を生み出せたなら、これはとても素晴らしい事だろうと。
しかし、「造る」事も「作る」事も必要な事です。そうしない事には何も出来ないのですからw
ただ、シグシグさんが仰るように「作業」にしてしまっては、その次がありません。
作る目的、各工程の意味、作品・商品がどう使われるか…そんな事に思いを巡らし、そこに自分の意思を込める・感じる事で、「作る事」に意味が生まれるはず…だと思ってます。そしていつかは「創る」事につながるんじゃないか、と。
>「あまり気負わず物をつくってみてください」 https://twitter.com/sigu49/status/470906816428113920
実はこれがとても大事なんだろうな、と気づいたりしてますw
気負わず、ってのは性分的に難しいんですが(^_^;、とにかく作らないと、形にしないと何も生まれない。「世界」に対してアプローチができないんだな、と。
頭の中で考えるのは出来て。すでにあるものを批判することも出来る。だけどそこから何も作り出せない、作ろうとしない、ってのはホントに虚しいものです。アクションこそが大切、ですねぇ…。
「腕を組んだままでピアノを見つめるのかい? 好きなだけキーを叩けばいい。それが音楽(メロディ)」
>才能云々、というか一向に芽が出ない https://twitter.com/modernclothes24/status/470909629241643008
才能やセンスってのは確かに厳然たる事実として存在します。大きな障害になりえます。
でも、それより何より、「とにかく書きたいんだ!」「これが言いたいんだ!!」という衝動こそが大事だろうと思うのです。それがなけりゃ何にも始まらない。逆に言うたら、そんな衝動もなしに商品として出された作品にはあまり興味が無い、っていうかねw
とはいえ、どこを歩いているのか、どこに向かっているのか、わからないまま闇雲に歩き続けるのはとても大変だろうと思います。
…だけど、歩かずにはいられない、っていう人はいるわけで…私はそうはなれなかったけれども(^_^;
ちなみに、この「歩き続ける」事については「ヘタッピマンガ研究所R」http://www.amazon.co.jp/dp/408874859X が的確な表現をしていますんで、機会があれば是非。
>時間がないってのはキツイですよね https://twitter.com/modernclothes24/status/470910784898207744
キツイですねぇ。ホントに。
だからと言って、時間があれば有意義にクリエイティブな活動をするのか、といえばそんなことはない、ってのは過去が証明していますし…(^_^;
何だかんだ言って、諦めるのは覚悟でもなんでもなく、単なる逃避です。逃げるなんて、と否定するにも、そこから立ち向かうための何かが無いわけでして…いや、結局無気力が最悪の原因なのです。分かっちゃいるのですがねぇ…。
長々と書いてきましたが、ものを作れる人は素晴らしい人です。そこにこだわりがあれば尚素敵。
ガビファを通してでも、もしくはそれ以外でもいいけれど、ものづくりに興味を持ってくれる人が増えてくれればいいな、と思います。
とりあえず、ガンプラ作ってみるかなぁw