Ceramic moon Plastic stars

大体漫画とかアニメの感想を書いてます。こう、妄想が溢れそうになった時の受け皿としても活用。

「好き」をただ正直に

ガンダムビルドダイバーズ ep.13が非常によろしく…見終わってじっくり思い返してみると、更に素晴らしかったと気づいてみたり。

何が良かったって、リクですね。主人公として揺るぎない信念と純粋さ、そして熱さが…。
シバさんとのバトルも見どころばかりで良かったですねぇ。特にトランザム発動のとこ。涙目で、歯食いしばって…力の溜めがあって、発動する感じがたまりません。グッとくることこの上なし。
「俺達の好きだけは否定させるわけにはいかないんだあああ!!!」…の絶叫とバーニアの噴出音が被る演出がこれまた熱い。

そうなんですよねぇ。リクにとっては辛い戦いだったんですよ。これまでの楽しいバトルやクエストじゃなく、大事なダブルオーダイバーを傷つけながら戦うなんて。「ごめんよ、ダブルオーダイバー」。傷つけあう事を楽しむシバとの対比で更に刺さります。
「最後」の一太刀の絶叫がまたいい。力強くも切なく。素晴らしい叫びでした。

傷つき、泣きながら、それでも戦う事を選び、戦い続けたのは、仲間であるアヤメのため。そして自分の、自分達の「好きだ」という気持ちを守りたいという一心で。あまりにも純粋で一途な姿に危うく泣きそうになりました。
子供の遊びと揶揄されようと、偽りだと蔑まれようと、「好きな気持ち」だけは否定させない。その強い思いが今の自分に響きます。
「好き」は自分の素直な感情のはずだから、それをどうこう言う権利は誰にもないはず。自分にも。

余談ですが、リクというか、ビルドダイバーズは仲間たちの「好き」を尊重してるのがよくわかるんですよね。
「SD使いだけど、いいの?」とアヤメさんが聞いてきたように、勝つことに拘るならSD使いを仲間にするべきではないだろうし、それに何より、強さではなく「可愛さ」に特化したモモカプルを認めてる、っていうのが大きい。
リク達が「楽しさ」や仲間の「良いと思うもの」を尊重する姿勢って、非常に大事で…同時に羨ましいな、と思うばかり。

閑話休題
更に、リクは戦ってるうちにシバが歪みながらも、ガンプラガンプラバトルに対する思い入れが本物であることに気づいて。ガンプラバトルが好きな者同士で傷つけあわなきゃならない事にも傷ついていたんだろう、とか思うと更にいじらしい(?)。

やっぱり少年の涙は尊いですよね…(なんか後ろ暗い発言)
いや、真面目な話、涙という形で感情があふれ出るのが好きなんですよね。悔しさとか哀しさとか。それを堪える、そして立ち上がる姿は更に。

そういう意味で、シバの涙にもグッときました。
彼は彼なりに一生懸命で、ガンプラが大好きで…だけど「今」の時代には馴染めなくて。
だからGBNを否定するため、リクをどうしても否定したかったのだろう、と。…あるいは自分を、GPDを知ってほしかったのか、も。

結果的に、難癖つけて私闘をけしかけた挙句、自分の土俵で負けるという…どうしようもなく雑魚さを見せつけてしまったわけですが…(苦笑
彼の皮肉気に上がる口角、妙に心に残ります。

彼の思いは理解ができても、誰かの好きな気持ちを否定する事は認められません。…最近は安易に否定する人増えたから…リクの爪の垢でも煎じて飲め、って思いますね。

そうそう。サラがリクを心配する姿が実にヒロイン。世界をまたいでも…だからこそGBNへの思いを起こさせるいい演出でした。

…とはいえ。
やっぱりアヤメさん可愛かったんですけどね!
まさかもうデレちゃうなんて…。こういうの、どうしたって弱いんだ、くそうくそう!
次回、どんな顔して登場するか楽しみ過ぎる!!

…そんなこんなで、どこもかしこも最高でした。染みる…。
これがまだ1クール終わったとこで折り返し、という事が凄いというか嬉しいというか。
これからまた面白くなってくれる事を願ってやみません。


ところでユッキー達のガンプラも後継機orパワーアップorモデルチェンジ、あるんですかね?