Ceramic moon Plastic stars

大体漫画とかアニメの感想を書いてます。こう、妄想が溢れそうになった時の受け皿としても活用。

ガンダムビルドファイターズ感想(ツッコミ編)

 ガンプラ作って彼女が出来るなんて聞いたことねぇよ!!

 

 というわけで、ガンダムビルドファイターズの感想、今回はツッコミ編です。

 とは言うものの、ツッコミというよりは作品に対する要望とか、我侭が主な話題になっておりますのでご了承下さい。

 

 「プラフスキー粒子がー」ってのは「ミノフスキー粒子がー」と同じで論じる意味がないので(そういうもんだから)無視しますw

 

 で。まず、ガンダムバトルの勝利条件がよくわからない。

 恐らく元ネタになっているであろう「プラモ狂四郎」でもガンプラでのシミュレーションバトルが行われていますが、勝利条件が明確に定められていました。曰く、「コクピットの破壊」。つまり、自機のコクピットが破壊される前に敵機のコクピットを破壊した所で勝利となるわけです。

 てっきりガビファでもそうなのかと思ってましたが、どうもそうではないらしい。

 何せ、コクピットはおろか、機体の大半が破壊されたとしても、背後のブースターを戦闘機モードにして戦闘継続! 実はブースターが本体(コクピット)だったのさ!

 

 って、そりゃないだろ、と。

 

 それがまかり通るんだったら、皆ブースターはおろかライフルやファンネルがコクピットなのさ!なんて言い出しかねない。

 

 それからスタービルドストライクのディスチャージシステム。

 何でビームを吸収できるのか、ビルダーとしてどうやってその能力を機体に反映させたのか。

「そういう設定だから!」で実現できるのなら、そもそもガンプラである必要性がないじゃないか。

 その辺の説得力が全般的に欠けてたんですよねぇ。一言、解説台詞でもいいから何か触れてほしかったと思います。

 

 しかし、個人的に一番気に入らない…そう、このアニメで唯一ディスりたい点がありまして。

 それはほとんどの機体が地上戦をやらないという点。

 大気圏下での戦闘、という意味ではありません。地上戦。つまり、自分の足で立って戦火を交える、という形がないのです。

 

 なんせどの機体も飛ぶわ飛ぶわ。大気中移動用の翼や、それに類する飛行補助ユニットを持つ機体ならまだしも、変形機構を(あえて)オミットしてるウィングガンダム フェニーチェですら自由自在に空を駆け巡ります。重力の井戸の底なんてどこにもありません。

 いや、別にいいんですよ? 空中戦。高機動戦闘がかっこいいのもよく分かります。バーニアの光跡を引きながらガチンガチンぶつかり合うのはもはや定番とも言えるでしょう。

 

 しかしね。これは曲がりなりにもガンダムなんですよ。

 重力下ではガンダム系ですらジャンプで距離を稼ぐのがやっとなんです。変形しなきゃ空中移動はできないって話になってるんです。いかにプラモデルとはいえ、そこは踏襲していただきたい。

 もうねぇ…K9対ケンプファーアメイジングの戦い、熱かったんだけど(特にK9のギミックが悉くマニア心をくすぐります)…ケンプファーが地上すれすれを低空飛行してる、ってのがたった一つ、もうほんとに残念で残念で…。

 ガションガション歩いてこそのロボなんだよ! 高速機動戦闘はバルキリーにやらせるべきなんだよ!!(但し、宇宙戦は除く)

 

 そういう意味で、上述のジムスナイパーK9やギャンギャギャンは非常に好感持てるのです。彼らはちゃんと2本の足で歩いてる。

 

 …なんとなく、無駄にリアルというか設定重視に偏重してるだけのような気もしますが、単に重量感のあるバトルも見たかったな、と。そういう話です(苦笑